シルシアーサナってやれないとダメ?ヨガポーズはどこまで必要か。

シルシアーサナってできますか?

いわゆる「三点倒立」なんですけど、ぴたっと静止しているのがとっても難しいです。逆転ポーズと言われるピンチャやハンドスタンドもそう。気になってるもんだから、YouTubeやインスタ見てると「ほいほーい、おめぇこれ好きだろ~っ?」てそこいらから逆転系ポーズの動画で誘ってくるんですよね。あなたを誘惑する動画もありますよね?

そして誘われた結果、「す、好きです!!」で、見る。ちょとやってみる。できん。も一回見る。できん、、むずい!!!!

とまあ、これ観ただけじゃそんな簡単にできちゃうポーズではありません。できたらかっこいいよな~って、やれるようになってみたい憧れのポーズです。あなたもやってみたことありますか?

これらのポーズは、ただ単に筋力だけでも柔軟性だけもなくて、バランス感だったり体幹だったり、そこにたどり着くまで積み重ねた「練習」という、地道な努力の結晶なんですよね。

自分でやってみるとその努力の量もすんごいも想像できるし、できる人って本当に頑張ったんだなぁ!すごいなぁ!って尊敬します。

もともと、ヨガインストラクター養成学校に通ったきっかけの一つに「ハードなポーズを覚えたい!」という目的もあったので、いつかできるようになりたいと思い続けていたのですが、日々の優先順位にはなかなかランクインせず、少~しづつ目を背けてきてました。

(日々の立場については私のプロフィールからご覧くださいプロフィール

基礎から実践してみる

いつまでも目を背けていてはいけない、、、私もできるようになるぞ!自分の強みにしたい!と決意。

勤務前、レッスン構成の予習後に10分ずつ練習していました。

<練習方法>

①正座で両肘を掴んで床に降ろします。肘から手を放し正中線で指を絡めて床に固定します。倒れたとき指が外れないと骨折の危険性があるので小指だけはほどいておきましょう。

絡めた指に頭をあて、床に頭をひっつけたまま立ち上がっていきます。肘で床を押しながら、足をつま先立ちにしてお尻を高く引き上げるところから練習しましょう。

②お尻がしっかりあがるようになってきたら、さらに背骨も伸ばします。頭からお尻までが一直線になるようにバランス感覚を鍛えます。

そこまでスムーズにいくようになったら、肘で床を押し、頭を床から浮かせてみる練習をします。

③さらにスムーズにいくようになったら足を床から離す練習をします。

まずは頭からお尻まで一直線、足先を床から浮かせる→膝を曲げて頭立ち→頭から膝まで一直線→膝を伸ばし足先を上にあげていく。頭から足先まで一直線 

といった流れです。しかし、ここである問題がおきてしまったのです。

身体の違和感

するとその練習後はなんだか頭がふわふわするし、目ん玉が飛び出たような感覚がしばらく続くようになるんです。

トライアスロンやってただけあってか体質的にどMなんで、真夏の炎天下に鳥肌立てながら往復30キロマラソンしたこともあるわたし。(あとで気づきましたが、熱中症ですね)

これも努力の証だと苦しみに快感さえ感じていました。

ついに足もぐらつかずに上がるようになり、ちょっとづつキープ時間が伸びてきて、もうちょっとキープしてバランス感覚を記憶しよう!ってその日は集中して30分くらい練習しました。

その後、急いで勤務の準備しながら、いつも感じる目の違和感に、ほんとに目飛び出てないか?って心配になって、鏡をよーく見てみたんです。  

お~良かった、目は飛び出てないぞ。

ん?なんだこれ?目の周りに点点点、、、

そばかす?こんなところにシミ?こんなにあったっけ?

「もしかして、顔面内出血してるんじゃない??」

違和感の正体

急いでググってみましたよ。「顔面内出血」

原因①<アレルギー性紫斑病> ほとんどが3~10歳くらいまでの小児に起こりやすい病気

これではない。

原因②<肝機能障害> 肝臓の機能が低下すると血液凝固因子が不足し内出血しやすくなる

う~ん。最近アルコール控えてるけどなぁ。

原因③<老人性紫斑> 加齢によって血管周辺組織がもろくなり外部からの弱い衝撃をきっかけに手足顔などに内出血が起こる

これ寄りかもね。。(自己判断にはご注意ください)

「顔面内出血」 「逆立ち」 でググってみると、より内出血の原因が確実となる記事がありました。

美容皮膚科の方のブログです。

・・・点状内出血で来院されていた患者さんですが、レーザートーニングの副作用ではありませんでした。それはヨガの逆立ちによるうっ血です。毛細血管内圧が上昇→脆弱な血管が断裂して微細な出血が起こるという流れ。我々の想像しないところに原因がありました。 

おぉ。他にも「顔面内出血」 「ヨガ逆立ち」 などで同じ症状の事例が上がってくるので、ほぼ間違いないでしょう。

この内出血をきっかけに、逆転ポーズの危険性が重々認識できました。あなたのまわりでかっこよく逆転ポーズを決めている人がいたら、顔面をよーーく観察してください。

顔面にあるのはシミそばかすじゃあないはずです。そのシミそばかすはきっと努力の結晶でしょう。ぜひ、その方に

「すごいです!そのシミそばかす!」と称賛しましょう!きっと満面の笑みになるかと。

まとめ

逆転の三大ポーズ、シルシアーサナピンチャハンドスタンドはできたらかっこいいですが、身体に以上がでてしまう場合があることがわかりました。

やってみたい軽い衝動でやれるのはせいぜい30代までです。40代以降の人は決して無理をせず、まずは王道ポーズをしっかり極めることをお勧めします。

逆転ポーズは頭部の血行を浴したり、眼精疲労にも良いとされています。でも、マッサージしたり、温めたり、同様の効果のあるポーズもありますので、無理して首ひねったり怪我をしないよう体調管理することもインストラクターとしては忘れてはいけないことだと思います。

他にも、こんなポーズの練習でこんなことがあった、という失敗経験を随時お話します。お楽しみに!

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