<前回のあらすじ>
ただ、この能力のおかげで、またやっかいなことを引き寄せるようになってしまったのです。
やっかいごと
私は、持ち前のコミュニケーション能力で、ヨガクラスの生徒さんたちとすぐに打ち解けていきました。生徒さんたちも私に心を開いてくれ、ヨガの悩みや身体の悩みを相談して下さるようになり、次第に、日々の不満や愚痴を話すようになっていったのです。
もちろん親身になって話を聞き、同調したりアドバイスを送っていましたが、次第にその内容はスタジオに対する不満や他のインストラクターへの不満を訴えてくるようになってしまったのです。
最初は「みんなに頼ってもらえて嬉しい」と感じていました。
毎日毎日、不平不満を聞いているうちに、心身ともに疲弊していきました。「このままではいけない」と感じつつも、「みんなの役に立ちたい」という思いから、状況を変えることができなかったのです。
救世主あらわる
この後も状況をかえることができず、これも自分の役割なんだと納得し、クレーム処理インストラクターになった私。すり減った心はチョコを食べて癒すという甘味療法でコントロール。
そんな私をこっそりと観察する人物がいたのです。
次回に続きます。
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