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「ヨガで痩せますか？」

よく聞かれます。

ヨガインストラクターは比較的痩せてる人が多いからそう思うのかもしれません。

ずばり。「ヨガで、痩せま・・・せん！！」

というか目的がちょっと違います。”痩せたいからヨガをやる”では痩せません。

だって私たちヨガインストラクターはそれなりに努力してるんですもん。

この記事を読むことで、あなたの生活にどのようにヨガを取り入れていけばいいのかが分かり、快適な生活のヒントになることでしょう。ガッカリせずに読み進めていってください^^

ヨガで感じるさまざまな効果

ヨガといってもいろんな種類、いろんな目的、いろんな要素があります。世間一般的におこなわれるヨガは健康維持や病院に行かないための身体作りが目的とされたものが多く、運動初心者や高齢の方でも取り組めるような優しいプログラムになっています。

わたしたちヨガインストラクターは参加される方々の年齢や運動経験などを観察して、レッスンをおこなっています。

この観察がポイント。そして難しい！

６０代７０代だからといって、ゆるめのレッスンにしてみると、もっと動きたい！と目を見開いてきます。

３０代４０代だからといって、強度を高くすると、キツかった！と眉毛がハの字になって返してきます。

グループレッスンではさまざまな方が一緒に参加するので、そこらへんの調整が本当に大変です。ひとり一人に合わせるのは不可能です。

ヨガインストラクターは自分がある程度決めた要素でやり切るしかありません。

過去の失敗談↓↓

わたしは自分がおこなうヨガがどういった要素でおこなうのか事前に伝えるようにしています。

常温でリラックスしておこなえるようなゆるめの内容でおこないます。じっくり時間をかけて伸ばしていくので、固まっていた筋肉や関節が動くようになって血流が改善されます。腸内も動きやすくなるので便秘も解消され、デトックス効果も高いと言われています。

今までより身体を動かすようになるわけだから多少は体重も減るでしょう。ストレッチヨガは有酸素運動なので脂肪燃焼に効果的。日常生活で支障がない身体作りに適しているので、運動習慣がなく、軽い運動から行いたい！という人に向けたレッスンであることを伝えています。

ちなみに便秘解消に関しては、わたしの慢性便秘は一向に改善されていません。

運動習慣がすでにある人は一般的なヨガでは痩せません。パワーヨガやアシュタンガヨガといった全身の筋力も使うヨガであれば引き締まったカラダが作れるでしょう。筋トレ要素の高い運動は無酸素運動なので糖質燃焼に効果的。

筋力が増える＝基礎代謝が高くなることで太りづらい身体を維持しやすくなります。

「ヨガで痩せたい！」と言ってくる人に、わたしはパワーヨガをした後に30分のウォーキングを推奨しています。無酸素運動×有酸素運動がもっとも効率がよいのを自分のカラダで実証しているからです。

ちなみにわたしは筋トレ要素の高いヨガがもっとも好きで、やった後の疲労感は格別です^^

運動とは違い、心のケアをしたい人は瞑想や呼吸の時間を優先したメンタルケアヨガをおすすめしています。なかなか呼吸だけに特化したレッスンをおこなっているスタジオは少ないので、ヨガではなくお寺に行って座禅をするのでもよいと思います。

座学になりますが”ヨガ哲学”を学ぶのもおすすめです！わたしはヨガ哲学で心のコントロールができるようになってきました。感じ方、捉え方が変わると見える世界も変わります。

バガバッドギータという本でわたしは学びました。ヨガスートラという本もあります。一説だけ読んでみるところから初めたり、噛み砕いた本もありますので、ものごとをネガティブの捉えてしまう方には読んでみてほしい一冊です。

ヨガインストラクターは学びの時間はそれぞれですがヨガ哲学を学んでいます。ヨガ哲学を学んでいないとしたら、それは・・・

心のストレスから暴飲暴食してしまう、と悩んでいる人には、ストレスが軽減すれば食欲も安定、ダイエットに効果的だと思います。食欲不振だった人には、気持ちが楽になり食欲も湧いて逆に太る場合もあるでしょう。

”痩せて維持する”というのは難しいと思いますので、運動要素のあるヨガをするよう伝えます。わたしは瞑想ヨガをすると意識がどこか遠くへ飛んでってしますので教える側になるのは当分先かと。

たくさんの要素をもつヨガ。自分の目的に合わせてヨガライフを充実してほしいと願って、わたしは今もヨガインストラクターを続けています。ヨガを知ったとしても活用の方法は人それぞれです。

あなたはどんなヨガインストラクターですか？