<前回のあらすじ>
お金の運用について知れば、やりたいことも広げれると感じ、お金について学び始めます。しかし待ち受けていたのは最悪な状況でした。
甘い誘惑と、見え始めた落とし穴…気づけば足元は崩れ落ちていた
「銀行に預けていてもお金は増えない。」
近所のママ友からそう教えられ、私は新たな資金運用という名の甘い誘惑に心を奪われていました。勧められたのは、保険商品の中に組み込まれた運用。確かに、言われてみればその通りかもしれません。どこにお金を置いておくかで、未来が変わるのだとすれば…。
「1年ごとに利益が出る保険に、銀行の貯金を移動させてみてはいかがですか?」
そう提案され、私は深く納得しました。これまで、子供たちが大きくなったら乗りたいと思っていた普通車のために、少しずつ貯めてきた貯金。その資金を、思い切って運用に回すことに決めたのです。
そんな運用方法があるのだと知ったことで、私の心はかすかに浮き立っていました。もっと効率よく資金を増やせる方法はないだろうか?さらに調べていく中で、「海外口座を持っていれば、ドル高になった際に資金が増える」という情報を目にしました。
そんな中、何気なく見ていたインスタグラムの広告から、ある資金運用ライングループに誘われました。そこで、口座の運用方法を学べるというのです。
今思えば、この時すでに足元はグラグラと音を立てていたのでしょう。このライングループへの参加が、私の人生を大きく転落させることになるなど、当時の私は想像すらしていませんでした――。
そして案の定、私は大切な資金を失ってしまいました。
深い落胆と後悔の念に苛まれる日々。一体、どこで間違ってしまったのだろうか?
途方に暮れる中、私はもう一度、原点に立ち返って考えることにしました。今、本当に私がすべきことは何なのか――。
次回、「失った自信と、再出発への模索」にご期待ください。
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