プロフィール2 我が夫婦は無味無臭の関係

私の妻としての立場は『旦那様専属の家政婦』。

ルーティーン教育

仲が良くもなく、仲が悪くもなく…って、自分で言うのもなんですけどね。旦那様の出勤セットの準備…って、言ってもお茶とコーヒーの水筒、ヨーグルト(ビヒダスとブルガリアを週替わりで)を用意するだけ。

世の中の奥様は、毎朝せっせとお弁当作ってあげてるでしょうが、我が家はもうかれこれ7、8年、このルーティンをこなしています。一応弁解しておきますが、作ろうか?と聞いたんですよ。そしたら、「食べてる時間がないからヨーグルトでいい」って。昼休憩に会社周辺をランニングする習慣も同時に続けているので、ちょうどいいみたい。

なので私の主な仕事は『妻=家政婦』。まるで、AIロボットのように、淡々とタスクをこなす日々。

夫婦関係は、最低限の会話のみで、もはや無味無臭。まるで、コンビニのサラダチキン。

お互い干渉しない、何も聞かないのが暗黙のルール。

言おうか言おまいかの葛藤

お互いに歳を重ね、歯の隙間が広がり始めた今日この頃。食べ物が詰まると、私はこっそり歯間ブラシで華麗に除去。しかし、旦那様は違います。

舌の吸引力をフル活用し、『チッチチッチシーシー』と、まるで怪獣の鳴き声のようなおぞましい音を立てて、食べカスと格闘しているんです。

『ねえ、それ職場でもやってる?若い子にドン引きされてない?』と、注意しようか迷う私。しかし、言葉は喉元まで出かかっては、食べカスと共に飲み込んでしまうのです。

ああ、夫婦って一体何なんでしょうね?

進化の過程で別々の道を選んだ、二匹の珍獣かな。

優しいが決め手

『じゃあ、なんでそんな旦那と結婚したの?どこが良かったの?』って、思いますよね?そこだけは、声を大にして言わせてください!とにかく、この人、寛大すぎるんです!まるで、仏様か、底知れぬ心の広さ!

優しい、文句言わない、しゃべらない、怒らない…四拍子そろった癒し系おやじ!

過去に、石垣島旅行でやらかした事件。私が帰りの便の時間を盛大に勘違いし、チケットを紙くずにしてしまったんです!PM4時だと思ってたら、まさかの14時!もうね、顔面蒼白、魂抜け殻状態ですよ。

普通なら、『お前、何やってんだ!』と雷が落ちるところですが、彼は違いました。『まず那覇までのチケットがあるか確認しよう。那覇で一泊して帰ればいいさ』と、まるで旅行プランを変更するかのように、冷静に対応。

そして、那覇に着いたら、『せっかくだから観光でも楽しもう』と、まるで何もなかったかのように、観光を満喫。

チケット代と追加宿泊代で、約10万円の出費ですよ?それでも、彼は一言も文句を言いませんでした。…私が、この世のものとは思えないほど落胆していたからかもしれませんが。

その後も、伊良湖旅行で宿泊日を間違え、従業員仮眠用の畳3畳の部屋に泊まる羽目になった時も、文句一つ言わずに、きっちきちで睡眠。

彼の優しさは、もはや伝説レベル!この世の誰にも負けないんじゃないかと。

…しかし、その優しさが、時にイラっとくるんです!息子が宿題もせずにゲーム三昧でも、娘が食事中にスマホをいじっていても、彼はまるで見て見ぬふり。

『ねえ、ちょっとは注意してよ!』と、横でガミガミ言ってるのは私だけ。

…とはいえ、こんなハチャメチャな私でも受け入れてくれたんですから、感謝しかないんですけどね。まるで、寛大な宇宙のように。

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