始まりは「海ぶどう」
夕飯の買い出しにスーパーへ行くと
”今年も入荷しました!この季節がやってきました!”とひときわ輝く緑の宝石「海ぶどう」が並んでいました。
プチプチとした触感がたまらんのよね~。
最初何個あったのかな、残り2パック。
なくなっちゃうかも、ってなんだか買わなきゃダメな気分に。これも戦略かな・・
食卓の彩りにと1パック買って帰りました。
夕飯のメインは新玉ねぎをたっぷり2玉使った肉じゃが。
姉から、「肉じゃがを作ってほしい」とお願いされていたので。
海ぶどうを食卓に置いたその時。
「うわー!僕の大好きな海ぶどうだ!!!」
息子が目を輝かせ、まるで宝石を見つけたかのような満面の笑顔。
そんなに喜んでくれるなら・・・私の分は、まあ一口でいっか。
結局私は海ぶどうをひと”房”?だけ口に入れ、残りは息子へと我慢。息子もご満悦な様子でほおばっていました。
一応言っておくけど、メインは肉じゃがだよー・・
それを見た娘は冷静に、ひと”房”?だけ口に入れ、
「ねえ、海ぶどう全部食べていいから次に私が大好きなおかずが出たら、全部私にちょうだいね。」
「うん、オッケー。」
2人の間で私のつくる夕飯の取引きが交わされました。
やだわ~、へんなプレッシャーかけないでよ~
私に足りないもの
私は、食べたいな~と思ったけど、我慢しただけ。
娘は我慢したけど自分への見返りを提案した。
あざといといったらそれまでだけど、なんだか自分に足りないものを目の前で見せられた気持ちになりました。
当然のように残りは全て息子の胃の中へ。証拠隠滅。パパの口にはひと”房”も入りません。
海ぶどう再び
その2日後、海ぶどうを求めてスーパーに行きました。
海ぶどうの8パック。緑の宝石や~と感動した前回とは違って、緑のスナイパーにしか見えません。
次はどうなる?どんな反応をしようか。
再び食卓へ。一応、娘用にタコのお刺身も用意して挑みます。
「やったー!全部食べていい?」
またも目を輝かせて息子は、当然のように全部自分のものだ!と思っている様子。
「ママも食べたかったから買ってきたんだよ。」
すると「ママ、先に食べたいぶん自分のお皿に取っておいて。残りを僕食べていい?」
これはどうしたものか・・・
あなたならどうしますか?
ママって心が大変
結局、4房だけ自分のお皿に取って、あとは息子のもとへ。
息子の喜ぶ顔に自分が食べたかった気持ちを我慢する、ってことを選んだ私。
食べ終わった息子からこんな提案が。
「ママ、何円だった?僕のお小遣いの1000円渡すから、また1パック買ってきて。」
1パック599円。利益411円。
とつい計算してしまった私。
さて、どうしよっかな。
コメントを送る